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第八回IncubateAcademy

作成者: 下原 右多|Jan 9, 2024 2:31:46 AM

26年卒業予定の学生を対象とした、ベンチャーキャピタル(以下、VC)に関する講義イベントです。学生からのVC業界の知名度は低く、人材の流入はとても限定されています。大きな社会課題や産業課題を解決し、ゼロから次なる産業を創っていくという志に共感して頂くべく、インキュベイトファンドがシードVCとして蓄積してきた経験や知識をお伝えします。若い才能の挑戦をお待ちしております。

今回は『VCでGPを務める8名を含め、新卒でベンチャーキャピタリストとして独立するキャリアを決めたアナリスト総勢13名』が、国内外VC・スタートアップの動向、過去の投資に関するケーススタディ、キャリア・働き方など、様々な角度からVCについて学ぶ機会を提供いたします。


<概要>

日時:3月11日(月)、12日(火)、13日(水)、14日(木)の4日間 19:00~21:00
   ※11日、14日のみ18:30からのスタートとなります
場所:麻布台ヒルズ ガーデンプラザB(神谷町駅)
応募締め切り:~2月15日(木) 23:59

選考について:エントリー→面談→結果連絡
※結果については事務局から個別にご連絡いたします。


・参加人数約30人を予定
・イベント終了後も継続的にコミュニティを運営


<講義スケジュール>

 

-Day 1-
赤浦 徹×村田 祐介「VCの歴史と存在意義」

-コンテンツ概要-
1日目には、インキュベイトファンド代表パートナーの赤浦と村田による、「VCの歴史と存在意義」というテーマで講義が行われます。シリコンバレーで誕生したVCの背景から、AppleやAmazonを例にしてVCがアメリカ経済に与える影響について学んでいきます。

-登壇者紹介-
赤浦 徹
ジャフコにて8年半投資部門に在籍し前線での投資育成業務に従事。
1999年にベンチャーキャピタル事業を独立開業。以来一貫して創業期に特化した投資育成事業を行う。
2013年7月より一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会理事。2015年7月より常務理事、2017年7月より副会長、2019年7月より会長、2023年7月より特別顧問就任。
Forbes Japan「JAPAN's MIDAS LIST(日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキングBEST10)」2023年第1位受賞。

村田 祐介
2015年より一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会企画部長を兼務。その他ファンドエコシステム委員会委員長やLPリレーション部会部会長等を歴任。2023年同協会理事就任。
Forbes Japan「JAPAN's MIDAS LIST(日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキングBEST10)」2017年第1位/2023年第7位受賞。

 

-Day 2-
和田 圭祐「ベンチャーキャピタリストの実務」

-コンテンツ概要-
2日目の講義は、インキュベイトファンドの代表パートナーである和田が「ベンチャーキャピタリストの実務」というテーマで講義を行います。VCの業務について、ファンド組成からソーシング、経営支援、Exitといった一連の流れについて学べます。また、インキュベイトファンドの立ち位置や起業家への向き合い方なども解説していきます。

-登壇者紹介-
和田 圭祐
2004年フューチャーベンチャーキャピタル入社、ベンチャー投資やM&A アドバイザリー業務、二人組合の組成管理業務に従事。
2006年サイバーエージェントへ入社し、国内ベンチャー投資、海外投資ファンド組成業務、海外投資業務に従事。
2007年シード期に特化したベンチャーキャピタル、セレネベンチャーパートナーズを独立開業。2010年にインキュベイトファンド設立、代表パートナー就任。

 

-Day 3-
本間 真彦×ポール・マクナーニ「海外VC・スタートアップの動向」

-コンテンツ概要-
3日目は、インキュベイトファンドの本間とマクナーニから、「海外VC・スタートアップの動向」というテーマで講義を行います。アメリカ・インド・東南アジアのスタートアップ動向と、インキュベイトファンドの海外戦略について解説していきます。さらに海外の市場に精通した両氏から、日本スタートアップの可能性についても言及していきます。

-登壇者紹介-
本間 真彦
三菱商事傘下のワークスキャピタルにてMonotaRO社等、創業投資からIPOを経験。
インキュベイトファンドでは国内投資に加えて、シリコンバレー、インド、及び東南アジアの海外ファンドの統括も行う。

ポール・マクナーニ
マッキンゼーにて、アジア太平洋のマーケティング&セールスグループの責任者、アジア太平洋のアナリティクスグループの責任者、QuantumBlack Japan のマネージングパートナー、アジア太平洋の消費財・⼩売グループの責任者を歴任。
2021年3月より、インキュベイトファンド代表パートナー就任。

 

-Day 4-
Part1:柴田 泰成氏×佐々木 浩史氏「起業家とベンチャーキャピタリストの関係を紐解く」

-コンテンツ概要-
最終日の前半は、ソラシードスタートアップス代表の柴田氏とLinkCapitalの青野氏から、「起業家とベンチャーキャピタリストの関係性を紐解く」というテーマで講義を行います。インキュベイトファンドから独立し、キャピタリストとして起業家を支えている両氏から、普段聞くことができない投資家と起業家の関係性についてお話していきます。

-登壇者紹介-
柴田 泰成氏
起業家兼ベンチャー投資家。楽天、リクルートを経てサムライト創業 → 朝日新聞社にバイアウト。スマートキャンプ取締役共同創業者ほか複数のスタートアップに投資支援を実施。Forbes2017ベンチャー投資家ランキング6位。2018年にソラシードスタートアップスタジオを設立。

佐々木 浩史氏
大学院にて予防医学等の研究に従事後、化学品メーカーを経て2012年にインキュベイトファンドに参画。Incubate Campの運営や投資先支援を経験後、2014年2月に独立しプライマルキャピタルを設立。主な投資先にGatebox、フォトラクション、FABRIC TOKYO、コネヒト等。Japan Venture Award 2018『ベンチャーキャピタリスト奨励賞』受賞。


Part 2:「新卒一期生・二期生・三期生との座談会」

-コンテンツ概要-
最終日の後半では、「新卒で入社した社員との座談会」を行います。ベンチャーキャピタリストとしてキャリアをスタートさせた一期生・二期生・三期生から、就職活動時代の体験談や、VCキャリアを選択した理由、普段の業務内容について直接お話していきます。


「代表パートナーと新卒生との懇親会」

初日の講義終了後、インキュベイトファンドの代表パートナーと新卒生との懇親会を行います。第一線で投資業務を行っているパートナーの話を直に聞くことができます。イベントに参加される方は、この機会に懇親会にも是非ご参加ください。

昨年の座談会後の集合写真


<過去開催の様子>
昨年9月に開催されたIncubate Academyでは、多くの応募者の中から37名が選抜され勉強会を実施しました。当日は、自由に発言や質問ができるインタラクティブな形式の講義を行いました。イベント終了後も、コミュニティが活発に動き、参加者個人間での情報交換も続いています。

<過去アカデミー参加者の声>

📣最高に楽しかったです。講義内容も全て知らない話でVCの成り立ちについて理解を深めることができました。質疑応答を通じてVCの方々がどんな思いを持って働いているのかを知れたこともよかったです。

📣網羅的にVCについて学ぶことができ、「産業をつくる」という熱量を感じられてわくわくした。

📣実務についてはなかなか聞く機会もなかったので、VCを知る上で欠かせない事項を、キーとなる数字とともに講義していただき、大変勉強になりました。

📣VCについて無知だったのですが、講義や参加学生との交流を通じて理解が深まりました。また、自分の将来についても考える良い機会になりました。