大学生・大学院生を対象とした、VCに関する講義イベントです。学生からのVC業界の知名度は低く、VC業界への人材の流入はとても限定されています。大きな社会課題や産業課題を解決し、ゼロから次なる産業を創っていくという志に共感して頂くべく、インキュベイトファンドがシードVCとして蓄積してきた経験や知識をお伝えします。若い才能の挑戦をお待ちしております。
前回と形式が変わり、さらにパワーアップした今回は『VCでGPを務める7名を含め、VCアソシエイト、アナリスト総勢13名』が、キャリアとしてのVCに関する情報、国内外VC・スタートアップの動向、過去の投資に関するケーススタディ、実際の働き方など、様々な角度からVCについて学ぶ機会を提供いたします。
<概要>
日時:3月18日(金)、25日(金)の2日間 18:00~21:00
場所:アークヒルズ
応募締め切り:~3月13日(日) 23:59
選考について:エントリー→面談→結果連絡
※結果については事務局から個別にご連絡いたします。
※コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、オンライン開催となる可能性がございます。あらかじめ、ご了承ください。
・参加人数約20人を予定
・イベント終了後も継続的にコミュニティを運営
<講義スケジュール>
-Day 1-
Part 1:赤浦徹×村田祐介「国内VCのこれまでの歩みとこれからの展望」
赤浦徹
ジャフコにて8年半投資部門に在籍し前線での投資育成業務に従事。1999年にベンチャーキャピタル事業を独立開業。以来一貫して創業期に特化した投資育成事業を行う。2013年7月より一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会理事。2015年7月より常務理事、2017年7月より副会長、2019年7月より会長。
村田祐介
2003年にエヌ・アイ・エフベンチャーズ株式会社(現:大和企業投資株式会社)入社。主にネット系スタートアップの投資業務及びファンド組成管理業務に従事。2010年にインキュベイトファンド設立、代表パートナー就任。2015年より一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会企画部長を兼務。その他ファンドエコシステム委員会委員長やLPリレーション部会部会長等を歴任。Forbes Japan「JAPAN's MIDAS LIST(日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキングBEST10)」2017年第1位受賞。
Part 2:和田圭祐「ベンチャーキャピタリストの実務」
和田圭祐
2004年フューチャーベンチャーキャピタル入社、ベンチャー投資やM&A アドバイザリー業務、二人組合の組成管理業務に従事。2006年サイバーエージェントへ入社し、国内ベンチャー投資、海外投資ファンド組成業務、海外投資業務に従事。2007年シード期に特化したベンチャーキャピタル、セレネベンチャーパートナーズを独立開業。2010年にインキュベイトファンド設立、代表パートナー就任。
Part 3:瀬戸恭祐×田仲梓月「VCアソシエイトの実務」
瀬戸恭祐
2017年野村證券株式会社に入社。投資銀行部門にてM&Aアドバイザリー業務や引受業務に従事。
2020年インキュベイトファンドに参画。投資先企業のバリューアップ業務等を担当。
一橋大学 経済学部卒
田仲梓月
2018年PwCアドバイザリー合同会社入社。戦略とPMIを行うDeals Strategy & Operations チームにて、経営戦略策定業務及びM&Aアドバイザリー業務に従事。
2020年インキュベイトファンドに参画。アソシエイトとして新規投資先の発掘、投資先企業のバリューアップ業務等を担当。
東京大学 教育学部卒
-Day 2-
Part 1:本間真彦×ポール・マクナーニ「海外スタートアップ・VCの動向」
本間真彦
慶應義塾大学卒業後、ジャフコの海外投資部門にて、シリコンバレーやイスラエルのIT企業への投資、JV設立、日本進出業務を行う。アクセンチュアのコーポレートデベロップメント及びベンチャーキャピタル部門に勤務。その後、三菱商事傘下のワークスキャピタルにてMonotaRO社等、創業投資からIPOを経験。2007年にベンチャーキャピタリストとして独立。ネット事業の創業投資に特化したファンド、コアピープルパートナーズを設立。10倍のファンドリターンを出す。2010年にインキュベイトファンド設立、代表パートナー就任。国内投資に加えて、シリコンバレー、インド、及び東南アジアの海外ファンドの統括も行う。
ポール・マクナーニ
1997 年にリクルートに⼊社し、デジタル事業の⽴ち上げとネット系企業のベンチャー投資 を主幹。リクルート在籍時にメディオポート(オンラインゴルフ予約)の⽴ち上げに参画し、2002 年に楽天に事業を売却。
2002 年にリクルート からマッキンゼーに転職し、2007 年にパートナーに昇格し、2014年にシニアパートナー。アジア太平洋のマーケティング&セールスグループの責任者、アジア太平洋のアナリティクスグループの責任者、QuantumBlack Japan のマネージングパートナー、アジア太平洋の消費財・⼩売グループの責任者を歴任。2021年3月より、インキュベイトファンド代表パートナー就任。
Part 2:柴田泰成×佐々木浩史「起業家とベンチャーキャピタリストの関係を紐解く」
佐々木浩史
1984年生まれ。東京水産大学卒。大学院にて予防医学等の研究に従事後、化学品メーカーを経て2012年にインキュベイトファンドに参画。Incubate Campの運営や投資先支援を経験後、2014年2月に独立しプライマルキャピタルを設立。主な投資先にGatebox、フォトラクション、FABRIC TOKYO、コネヒト等。Japan Venture Award 2018『ベンチャーキャピタリスト奨励賞』受賞
柴田泰成
起業家兼ベンチャー投資家。楽天、リクルートを経てサムライト創業 → 朝日新聞社にバイアウト。スマートキャンプ取締役共同創業者ほか複数のスタートアップに投資支援を実施。Forbes2017ベンチャー投資家ランキング6位。2018年にソラシードスタートアップスタジオを設立。
Part 3:Incubate Fund 新卒一期生(21卒)「新卒VCとの座談会」
岩崎遼登
東京大学工学部システム創成学科にて、システム開発ソフトLabVIEWを用いた放射線装置の制御に携わる。2021年、インキュベイトファンドに参画。事業開発アナリストとして新規投資先の発掘に従事。
下原右多
一橋大学商学部でコーポレートファイナンス(特にクロスボーダーM&A)を専攻し、3・4年次にはハワイ大学シドラービジネススクールへ留学。一橋大学剣道部では副主将として活動。2021年、インキュベイトファンドに参画。事業開発アナリストとして新規投資先の発掘に従事。
富永晃世
東京大学獣医学専修にて、外科研究室の一員として機械学習を用いた周術期疼痛評価の研究に携わる。獣医師やエンジニアからなるチームを立ち上げ、各種受賞。学生時代は競技ダンスで全国大会優勝を経験。 2021年 インキュベイトファンド参画。事業開発アナリストとして新規投資先の発掘に従事。DVM(獣医師)
溝口然
熊本県人吉市出身。2016年に高校生向け進学支援事業を立ち上げ、翌17年に法人化、給付型奨学金の設立やプログラムの企画運営に取り組む。2021年よりインキュベイトファンドに参画。事業開発アナリストとして新規投資先の発掘に従事。
慶應義塾大学法学部卒。
<過去開催の様子>
過去3度の開催では、累計250名を超える学生の方々から応募が集まりました。昨年12月に開催された第三回では、多くの応募者の中から26名が選抜され勉強会を実施しました。当日は、自由に発言や質問ができるインタラクティブな形式の講義を行いました。講義後には参加者同士でディスカッションを行う時間を設け、参加者同士の交流を促すとともに活発な意見交換が行われました。イベント終了後も、コミュニティが活発に動き、参加者個人間での情報交換も続いています。
前回参加者の声
📣最高に楽しかったです。講義内容も全て知らない話でVCの成り立ちについて理解を深めることができました。質疑応答を通じてVCの方々がどんな思いを持って働いているのかを知れたこともよかったです。
📣網羅的にVCについて学ぶことができ、「産業をつくる」という熱量を感じられてわくわくした。
📣実務についてはなかなか聞く機会もなかったので、VCを知る上で欠かせない事項を、キーとなる数字とともに講義していただき、大変勉強になりました。
📣VCについて無知だったのですが、講義や参加学生との交流を通じて理解が深まりました。また、自分の将来についても考える良い機会になりました。
上記以外にも、たくさんの感想を頂きました。様々なバックグラウンドを持つ参加者がVC業界、VCというキャリアを知ることで、社会に対してインパクトを与えるアプローチの選択肢が広がっていました。
今回は、前回と同様にVCにてGPを務める方々に加えて、VCにてアソシエイトやアナリスト業務を行う方々にも登壇いただくため、より多面的で詳細にVCについて知る機会となると思います。
学生の皆様のご応募お待ちしております!!