個人で意思決定できるジェネラル・パートナーのファンド設立支援を通して、スタートアップエコシステムの更なる拡大に取り組みます。
IFLPについて
IFLPの仕組み
インキュベイトファンドは、創業以来継続して、「個人で意思決定できるジェネラル・パートナー(以下、GP)を増やす」を志としてファンド創業の際のLP出資を行なって参りました。
2018年にはリミテッド・パートナー(以下、LP)出資に特化したファンド「IFLP」を69億円で設立し、2022年3月末時点で17ファンドへLPとして参加、出資先ファンドを通じて総計259社社のスタートアップへの投資組入が進捗しております(最終着地見込みは300社前後)。
「IFLP」は、独立系シードファンドの個人GPのネットワークと、LPとの連携機会創出の最大化を目指す日本国内唯一のモデルとして、支援先GPとその出資先起業家、また、出資者であるLPの皆様とのコミュニティ形成を軸として成長して参りました。
IFLP1号ファンド支援実績
IFLP1号ファンドでは、合計17社のファンドへLP出資をさせていただきました。以下に、IFLP1号ファンドで支援した一部のファンドについてご紹介させていただきます。
本エコシステムを更に拡大し、より多くの独立系シードファンドの組成支援を通じて、更にスタートアップを生み出していくため、IFLP2号ファンドを組成いたします。
IFLP2号ファンドについて
IFLP出資先ファンド(Partner Fund)について
現在組成中のIFLP2号ファンドでも、1号ファンドに引き続き、インキュベイトファンドの投資哲学である「Zero to Impact」 「First Round, Lead Position, Bulid Industories」を共有できる人物に対してファンド設立時のLP出資を行なって参ります。地方特化、技術特化、海外など、GPのバックグラウンドも踏まえLP出資を行い、多様なスタートアップの創出を後押しします。
また、インキュベイトファンドが運営する資金調達イベント(インキュベイトキャンプやPitch Dayなど)と連携し、Partner Fundと密に連携し、スタートアップへの協調投資機会の創出に取り組みます。
政府系金融機関・事業会社などの出資者で構成
IFLP2は政府系金融機関や事業会社などの出資者で構成されています。IFLPシリーズではIFLP出資先GP及びその支援先スタートアップとの連携機会創出に取り組んでおり、IFLP1号ファンドでは9社のLPと36件の協業が生まれました(※IFLP出資先ファンドと、IFLP出資者の協業事例件数)。引き続き、IFLP2号ファンドでも出資者のみなさまとのコラボレーションを通じて、スタートアップエコシステムの拡大に挑みます。
■IFLP2を構成しているLP(一部、敬称略)
独立行政法人 中小企業基盤整備機構
株式会社三井住友銀行
株式会社山口フィナンシャルグループ
サントリーホールディングス株式会社
鈴與株式会社
グリー株式会社
CVCF2投資事業有限責任組合
株式会社ディー・エヌ・エー
株式会社ミクシィ
RPAホールディングス株式会社
株式会社CARTA HOLDINGS
TBSイノベーション・パートナーズ2号投資事業組合
三菱UFJキャピタル株式会社
代表パートナー 和田 圭祐 コメント
IFLPシリーズは、独立系シードVCの支援/連携を目的としたファンド・オブ・ファンズとなります。
インキュベイトファンドでは、従前から同志となり得るベンチャーキャピタリストとの連携や支援を重視し、LP出資を継続しており、2018年には国内初の特化型ファンド・オブ・ファンズとしてIFLPシリーズを立ち上げました。
近年日本のスタートアップ・エコシステムにおいて、シードVCの活躍も増え加速度的に発展しています。一方で、個人投資家/エンジェルマネーが潤沢で、M&AなどのExit機会が豊富な海外市場と比較すれば、まだまだポテンシャルが残っています。
当ファンドでは、起業家と伴走する優秀なベンチャーキャピタリストの挑戦への支援、並びに、スタートアップと事業会社との連携にも力を入れ、日本のエコシステムの底上げと拡充に貢献していきます。