本記事は、インキュベイトファンドのアソシエイトへのインタビュー企画です。インタビュー第6弾は、野村證券IBD出身の南出さんです。
プロフィール
南出 昌弥
2017年、野村證券株式会社に入社
投資銀行部門にて、不動産/REITセクターのコーポレートファイナンス業務に従事した後、資本市場部での国内外における資金調達業務や公開引受部にて新規株式公開(IPO)の支援を担当。
2020年、インキュベイトファンドに参画
新規投資先発掘および投資先のバリューアップ業務等に従事。
慶應義塾大学 商学部卒
南出さんのTwitterはこちら。
「より長い時間軸で、当事者としてスタートアップに関わりたい」という思いからVCへ
ー現在の仕事内容について教えてください。
代表パートナー村田のアソシエイトとして、既存投資先支援や新規投資テーマの立案、ソーシング活動、ファンド管理業務などを行っています。
普段は既存投資先との経営会議を通じて、事業モニタリングを中心に進捗管理を行い、必要に応じて資金調達支援に伴うピッチデックの作成や事業計画の策定、チームビルディングなど広範囲に渡り関与していくことで起業家の方と伴走します。
並行して、ソーシング活動の一環として起業家候補の方と事業案の壁打ちを行い、共同創業に近い形でゼロイチから事業を創出していく動きに加えて、スポットで弊社のファンドレイズや決算報告といった業務にも従事しています。
ー起業家との伴走からファンド運営業務まで、幅広く取り組んでいらっしゃるのですね!前職ではどんなお仕事をされていたんですか?
元々海外に留学していた経験から日本のグローバルプレゼンス向上に寄与したいという軸で就職活動をしており、ファイナンスという観点でレバレッジを効かせ、大企業の企業価値向上に幅広くアプローチ出来る投資銀行をファーストキャリアとして選びました。
前職では、セクターカバレッジや国内外の資金調達支援、IPOアドバイザリーなどジュニアながら様々な経験を積ませていただき、とても充実していた環境だったと思います。
ーVC業界に転職したきっかけを教えていただけますか?
きっかけとしては大きく3つありました。
はじめに、担当していた企業と数か月のプロジェクト単位で完結する関わり方ではなく、長い時間軸で当事者として苦楽を共にする仕事に従事したいという思いが日々の業務の中でありました。
二つ目に、担当していた幾つかのIPO案件にて、自社のプロダクトこそが日本を成長および変革させていくという強い意志を持った経営者やその想いに伴走してきたVCと出会ったことで、私も同じ土俵のなかで応援したいと感じました。
そして最後に、現在ではGAFAを筆頭に、元々スタートアップだった企業が、バブル期から時価総額ランキング上位を独占していた銀行や製造業を追い抜いて世の中を牽引していることからも、スタートアップが日本の将来を支える存在であって欲しいと感じたため、その領域にリスクマネーを投資し、当事者ながらも幅広く関与していくVC業界に転職することを決断しました。
その中でもインキュベイトファンドは独立系VCとして投資対象や領域に制約が無く、ファンド規模も大きいためゼロイチの創業段階からIPOまで長いスパンでハンズオン支援しながら伴走することができ、投資家としても独立することを前提とした制度があることが魅力に感じたため、入社いたしました。
日本のグローバルプレゼンス向上に貢献するキャピタリストへ
ー前職の経験から、スタートアップと同じ土壌で伴走したいと考えたのですね!今後、どのようなキャリアを歩みたいと考えてますか?
近々の独立を控えながらも、まずは代表パートナーの村田とともに投資テーマの立案や既存出資先への貢献に取り組むことで、引き続き他者に対して価値提供し続けることを第一に心掛けたいと思っております。
自らもリスクを取ってベンチャーキャピタルを設立した後は、ゲームチェンジャーの志を持った起業家もしくは起業家予備軍の方に対して、事業を一緒に創るところから泥臭く伴走することにチャレンジしていきます。
将来的には、日本を代表するような企業や新産業の創出、グローバルプレゼンス向上に少しでも寄与していく接地面を広げることに、愚直に向き合っていきたいと考えております。
ーインキュベイトファンドはどんな職場ですか?
日本を代表するベンチャーキャピタリストの下で、高いプロフェッショナル意識を持ちながら、自分の成長にチャレンジすることを後押ししてくれる環境だと思います。他方で、常に仕事は与えられる訳ではなく、GPないしは投資先に価値提供し続ける必要があるので、経験などを問わずに自走することをマインドセットとして持つことを求められていると感じています。
ー最後に一言お願いします!
今年は、シード/アーリー期起業家と投資家の合同経営合宿イベント「IncubateCamp15th」の主担当として、新産業創出の一翼を担うプログラムになれるように全力でコミット出来ればと思っております。エントリーのほどお待ちしております!
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