ベンチャーキャピタル（VC）は、アメリカでは投資銀行・コンサルティング業界と並ぶ人気業界の一つとされています。しかし、日本ではまだまだ一部の学生にしか存在を知られていないのではないでしょうか。

「日本の優秀な学生が早い段階でVCのことを知り、1つのキャリアの選択肢として捉えてもらいたい」そんな想いで、IFの代表パートナーから4日間の集中講義を行う「Incubate Academy」を開催しました。

本記事では、イベントの魅力を、運営を行なっていた内定者の視点でお届けします！

6名の現役キャピタリストが経験と知見を凝縮して伝える集中講義プログラム

本講義は、インキュベイトファンドの代表パートナーを初めとした6名のキャピタリストが「VCとはどんな職業なのか」という疑問に様々な切り口から講義形式でお届けするといった内容です。

1日目：「VCの歴史と存在意義」（講師：IF赤浦・村田）

「VCの歴史と存在意義」では、VCの誕生と起源に始まり、アメリカ経済の発展にどのようにVCが貢献したのか、今後日本でVCがどのような存在になっていかなければならないのかがテーマです。

新卒から30年近くVC業に従事してきた赤浦・村田から、日本の新産業を創造するにあたってベンチャーキャピタルが要となる存在であることを強く学びました。

2日目：「海外VC・スタートアップの動向」（講師：IFマクナーニ）

2日目は、アメリカ・東南アジアのVCの動向やインキュベイトファンドの海外戦略について。特に地域ごとの事業トレンドの違いや、海外と日本のスタートアップのエコシステムにはどういった差分があるのかといったテーマは参加者の関心も高く、盛り上がる回となりました。

3日目：「ベンチャーキャピタリストの実務」（講師：IF和田）

3日目は、IF和田より、ファンド組成・起業家のソーシング・経営支援・Exitまでの一連の業務の具体的内容や、それぞれの過程においてどのような困難があるのかを聞くことができました。ベンチャーキャピタリストの実務やハードシングスはまだまだ公になっていない部分が大きく、学びのある機会となりました。参加者からは「事業フェーズによって求められるＣＸＯのスキルやあり方の違い」について質問が上がるなど、創業当初から一貫して経営支援を行うインキュベイトファンドならではの視点を話していただきました。

4日目：「起業家とのキャピタリストの関係性」（講師：ソラシード・スタートアップス代表 柴田氏、Link Capital青野氏）

そして４日目はソラシード・スタートアップス代表の柴田さんと今年インキュベイトファンドから独立したLink Capital青野さんから、起業家とのキャピタリストの関係性にフォーカスをしたお話をしていただきました。

参加者とカジュアルに交流を行う質問タイムでは、成功するキャピタリスト・起業家の資質としてサードドアを開けられる人という特徴をあげていたのが印象的でした。誰も教えてくれない成功への抜け道をいち早く見つけて飛び込める人こそが成功する人であるというメッセージをいただきました。

参加者の感想

参加者からの感想を、一部ご紹介いたします。

毎日違う代表パートナーの方々が登壇されていたが、共通に持ってる考えがあることが分かり、それがVCとして成功するうえでの重要な要素だと知れて非常に有意義だった。VCに関してほとんど何も知らなかったが、VCという職業について興味を強く抱いた4日間となった。

学びの多い、有意義な時間となりました。インキュベイトファンドのアットホーム感、一人一人の個性を存分に出せる場所だというところが目の前で体感できました。VCの見方が変わり、シードVCの一から作り上げるというやりがいに憧れを持ちました。

登壇者との豊富な交流機会

本イベントでは、講義登壇者やインキュベイトファンドの新卒VCとの交流機会も豊富に設けています。参加者の方々は、VCに関する些細な疑問や講義だけでは聞けなかったキャリアの相談をすることができました。

また各講義の後に開催される懇親会では、食事やお酒を交えて「なぜ新卒でVCという職業を選んだのか」「起業家から信頼されるキャピタリストとはどういう存在なのか」など他では聞くことのできない話をテーマに談笑しました。また、キャピタリストとの交流はもちろんのこと、参加者との交流も盛り上がっていました。

今回の参加者は起業経験者・投資銀行コンサル志望者・理系や体育会出身者と、大学時代を通して何かに夢中に取り組んでいる多様なバックグラウンドの方々にお集まりいただきました。

オフラインの講義セッション・懇親会の企画を通して自然と関係性が深まっていくため、過去参加者の中にはそれから何年間も関係を持ち続けている方もいます。

懇親会参加者の感想

若くて活躍されているIF社員の方とお話しすることで、実際の業務の面白いことや大変なことを若い人目線から感じることができて、新卒で若手の実情をリアルに知れました。親身になってお話を聞いてもらったり、より学生時代へのアドバイスなどいただけたのもありがたかったです。

どうしてVCを選んだのか、VCとして働いてみてどうなのかというぶっちゃけトークが聞け、また理系出身VCの方と理系学生で集まって理系話で盛り上がったのもとても楽しかったです。ありがとうございました。

最後に

本イベントの魅力は伝わりましたでしょうか。Incubate Academyを機に、VCというキャリアに関心を持ってもらい、再度日本に元気をもたらす学生が出てくることを祈っています！Incubete Academyは2024年1月にも25卒向けに開催する予定です。皆さんのご参加楽しみにして待っております。

インキュベイトファンドでは、25卒の新卒採用を実施しています！

インキュベイトファンドでは、次世代のイノベーションの創出に取り組める人材の育成に向けて、「ベンチャーキャピタルとして独立」を目指した25卒向け新卒社員の採用を開始したことをお知らせいたします。説明会を実施しておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

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