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2020/03/23

投資銀行IBD出身の28歳。「生涯を通じてVCの仕事をしたい」と思う彼が考える、キャピタリストとしての今後のキャリア

執筆者:

Zero to Impact編集部

本記事は、インキュベイトファンドのアソシエイトへのインタビュー企画です。インタビュー第一弾は、Incubate Camp12th主将も努めた、アソシエイト歴3年の投資銀行IBD出身の日下部さんです。

プロフィール

日下部 竜 / 2017年入社
アソシエイト
2014年三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社。
投資銀行部門にて主にテレコム・メディア・テクノロジー業界のIPO及び資金調達、国内外のM&A等の案件に関連する業務に従事。
2017年インキュベイトファンドに参画。アソシエイトとして投資先企業のソーシング業務及びバリューアップ業務等を担当。

日下部さんのTwitterはこちら

投資銀行でIPO・M&Aに携わる中で感じた、日本のVC業界の可能性と魅力

ー現在の仕事内容について教えてください。

ベンチャーキャピタルのアソシエイトとして、主にスタートアップへの投資(ソーシング)業務・投資先の支援(バリューアップ)業務・ファンドの管理業務の三つを行っています。

投資業務に関しては、投資先候補となるスタートアップを問い合わせや紹介から、もしくは自ら連絡するなどして探してきます。その後、ミーティングを実施して事業内容の理解及び投資条件の調整を進めていき、投資決定後に契約書締結及び出資金払込に向けて動きます。

支援業務に関しては、投資先と定例ミーティングを実施して事業の進捗管理や戦略立案を一緒に行っています。その他にも経営会議資料・ピッチブック・事業計画の作成を手伝う事もあります。また、他のVCの紹介やCxO候補の採用などのサポートも積極的に関与します。

管理業務に関しては、ファンド決算で必要になる投資先の情報アップデートや状況報告を社内の管理部門と連携しながら纏める作業を日々行っています。

ーありがとうございます。日下部さんは、前職で投資銀行のIBD部門で活躍されていました。どうしてVC業界に転職されたんですか?

前職の投資銀行では、テレコム・メディア・テクノロジー・セクターのカバレッジバンカーとして、資金調達及びM&Aをクライアント企業に提案する業務に従事していました。大学時代からスタートアップ関連の仕事に興味がありましたが、投資銀行でIPO・M&Aに携わる中で、日本におけるベンチャーキャピタル業界の可能性と魅力を改めて感じました。また、投資銀行ではファイナンスの知識やディールの経験や優秀な仲間も得ることが出来ますが、生涯を通して働き続けるイメージが自分には湧きませんでした。

そこで、3年間の投資銀行での勤務を経て必要最低限のファイナンスの知識と実務経験を得ることが出来たと感じたのでベンチャーキャピタルへの転職を決めました。もちろん起業経験や事業会社の勤務経験がないということで投資家としての能力や経験が足りないと思う部分も沢山あり、起業やスタートアップへの転職も選択肢にありました。しかし、ベンチャーキャピタル業界で投資家として働くことが出来るというのは数少ないチャンスだと感じたのでこの業界を選択しました。

VCは生涯の仕事。スタートアップへの投資を通して、産業にポジティブなインパクトを与えたい

Incubate Camp12thでは、全体統括として述べ300名の起業家と面談し、イベントを大成功に導いた日下部さん。

ー確かに、ベンチャーキャピタルの求人はそこまで多い訳ではないですよね。そのチャンスを掴んだ訳ですが、中でもインキュベイトファンドを選んだ理由はありますか?

インキュベイトファンドを選んだ理由は、シード期の投資・ハンズオンの支援・リードの投資家というスタイルであることと、将来的に独立してベンチャーキャピタルファンドの立ち上げを支援してくれることの二つが挙げられます。

シード期からハンズオンで携わるので、創業期でリソースが足りない部分のサポートを積極的に出来ますし、その中で会社を前に進めるためのノウハウを学ぶことも出来ます。また、リード投資家としてシード期から最後までスタートアップに寄り添っていくので、様々な重要な局面をともに必死に乗り越えるという経験をすることが出来ます。

加えて、生涯を通じてベンチャーキャピタルの仕事をしたいと考えているため、独立してファンドを運用することを前提に採用しているインキュベイトファンドは非常に魅力的でした。ファンドの運用責任者になるには、ファンドに勤務して昇進するか独立して自分で出資を募るしかなく、チャンスが少ない仕事であるため、その機会を提供してくれる可能性があるインキュベイトファンドに入社しました。

ー確かに独立を前提に若手を採用しているVCは珍しいですね。今後、どのようなキャリアを歩みたいと考えてますか?

前述の通りベンチャーキャピタリストとして今後のキャリアを形成していきたいと考えています。そのために、投資家として今後はさらにスタートアップと一緒に様々な経験を積むことで得られるノウハウ・スキルや、ガバナンスを意識した経営管理、SDGsを意識した投資決定などを身に付ける必要があると感じています。

なので短期的には、インキュベイトファンドで、現在の業務のクオリティを高めること及びスタートアップ及び出資者への貢献度を高めることに集中して成長したいと思います。

そして、中長期的には、ベンチャーキャピタルファンドの運用者として独立して、スタートアップへの投資を通して産業にポジティブなインパクトを与えたいと考えています。

スタートアップ・VC業界は、これから一層成長しなければならない産業

起業家からの信頼も厚いです!

ーインキュベイトファンドはどんな職場ですか?

"志ある起業家の挑戦を、創業初期から支え抜く"をモットーに、少数先鋭のチーム構成で、メンバーの各々が投資先及び出資者などのステークホルダーのために、プロフェッショナルとして責任をもって自ら考えて自ら行動して、全力で日々業務を行っています。

プロフェッショナルとしての活躍が求められるため簡単な仕事・環境ではありませんが、自分が頑張れば相応のチャンスを得ることが出来るという働き甲斐のある職場だと思います。

ー最後に、就活生に一言お願いします!

スタートアップ・ベンチャーキャピタル業界は、これからより一層成長しなければいけない産業で、もっと沢山の若くて優秀な人材を必要としています。たとえ新卒だったとしてもこの仕事にちゃんと向き合って努力をすれば間違いなくどこでも活躍出来る人材に成長することが出来ます。もしベンチャーキャピタルの仕事をしたいと思っているなら是非インキュベイトファンドで一緒に働きましょう。ぜひご応募お待ちしております。

ーありがとうございました!

Zero to Impact編集部

寄稿者

VCが運営するスタートアップ・VC業界の情報発信マガジン「Zero to Impact」を運営しています。起業家の魅力や、スタートアップへのお役立ち情報を発信します。ベンチャーキャピタル「インキュベイトファンド」が運営。

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